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ロンドン-パリ紀行 パリ編

Wednesday 25,SEP,1996

パリ二日目。朝食はベッドでゆっくりと。ゆっくりとしすぎて出かけるのが遅くなってしまった。おまけにヘアブラシを無くした。
午前はバスティーユ(Bastille)から、映画「猫が行方不明」のアリーグル市場へ。
いきなり、ガイドの地図からはみ出したコース。Faubourg St-Antoine(フォーブル・サンアントワーヌ) 通りからアリーグルへいくともう日本人はおろか、アジア人さえいない。活気のある食料品市場でワインオープナーを買って、その辺をぶらぶらしていたら、迷ってしまった。あやしいオヤジに声かけられて、 こわかったけど学校とかあって、映画でクロエが猫をさがしたような界隈でそれはそれで良かった。 それにこの辺は、映画に出ていたマダム・ルネばあさんがたくさんいた。


アリーグル通り パン屋と花屋
  

一回ホテルに戻って出直し。VOSGE(ボージュ)広場へ。パリ一番きれいな公園だそうだけど、まわりを囲っている建物がきれいで、公園自体は、まあ、やっぱりきれい。
ここの"Nectarine"というレストランで昼食。Coq au Vin(鶏の赤ワイン煮)、Mousse au Chocolat。うーんまさにパリの味でした!! しかもアペリティフにPastis(アニスの一種:51度)を試したら、これがまたよかった。強かったけど。

ヴォージュ広場
   その後、マレ地区を散歩。古い町並が残っているところで、実にきれい。スビズ宮(Palais Soubise)内フランス歴史博物館に入った。7世紀ごろからの貴重な文書が間近にみれた。ユーグ・カペーの文書から、ナポレオンやマリー・アントワネットの手紙、人権宣言とか、世界史で習ったことを思い出した。またこのスビズ宮自体が超豪華なつくりで(ロココ調かな?)すごかった。
その次はいきなりGeorge Ponpidou Centre(ジョルジュ・ポンピドゥー・センター)* へ。このギャップがまた良い。インターネット・カフェで日本の皆さんに電子メールを送った後、Gaetano Pesceという人の作品を、フロア全体におよぶ彼のインスタレーション内におさめた展示を見た。

その後FORUM DES HALLESで迷った後ホテルへ。今日は、あのELVIN JONES 70th Anniversary LIVEがあるので、東駅の近く、Chateau d'Eau 駅の"NEW MORNING"というジャズクラブへ。ちょっと暗い、こわそうな界隈だった。
1時間位待って、いよいよ登場。RAVI COLTRANE(ts) , DELFEAYO MARSALIS(tb) , GREG WILLIAMS(b) , YUTAKA SHIINA(pf)。セロニアス・モンクの曲の他は、日本の「五木の子守歌」や日本人作のオリジナルなどを、60年代COLTRANE QUARTET風に、むちゃくちゃ激しくやった!! 日本人のほとんどいない場所で、つまり日本人に媚びを売るのではなく日本の曲をやるってのが、うれしかった。しかもELVINさんは、まだまだ強烈。ぜんぜんおとろえていない。60年代のあの激しさで、RAVI COLTRANEと一緒に彼岸の彼方までいっちゃってる演奏を、目の前でやられてしまったのだから、もう完全にまいってしまった。もう最高の上。

その余韻を味わいながらODEONまでいってビストロ"Polydor"で遅い夕食。ここは創業150年以上で、いかにもそういう内装だった。店のおばちゃんがやさしい人で、料理もまさにおふくろの味(、という感じなのでしょう)。

「ワインは、このSauvignonをください。」
「Sauvignonは、白しかないよ。いいのかい?」
「えっ、あ、えーとね、赤がほしいんだけど」
「うん、じゃあCote du Rhone があるから、それにするかい?」
「おねがいします」
ちなみに食べたのは Rognon de Veau 。やっとロンドンで食べれなかったKidney(牛の腎臓)が、ここで食べれたわけだ。
もう酔っ払ってしまってホテルに戻って、なんやかやでもう2時すぎ。早く寝よう。

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30/SEP 1996


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