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タイ紀行 バンコク編

Friday 12,SEP,1997

15:00に会社を出て、S夫妻と合流し成田へ。
成田に車で行くのは初めてで、電車のときは地下からいつまにか空港に着いてるような感じだけど、 車だと、外国でタクシーで空港に行くときのような
「さあ空港にきたぞ!」
ってな感じがでてよかった。

フライトはヨーロッパに比べて非常に短く、あっけない。それでもわりと辛かった。もう年かな?

12時ごろ、ドン・ムアン空港をでてタクシーでホテルへ。
歯ブラシを忘れたのだが、買う暇がなく、そのままぐったりとベッドへ。
バンコクの第一印象は、アジアっぽく、ほこりっぽい街だった。


Saturday 13,SEP,1997

今日一日で、いきなりタイにどっぷりつかってしまった。

朝食はホテルでバーミーヘン(汁なし中華麺)や、おかゆにいろんなトッピング。 辛さはほどほど。

王宮方面に行こう、ということになって、ファランポーン駅横の運河船着き場へ。
ホームレスの子供たちが建物の扉のあたらいで眠っていた。

運河は、でっかいドブ河で、灰色のどろりとした液体が異臭を放っていた。その匂いは、子供の ころにはよくあったいわゆるドブの匂いで、くさいんだけどなんだかなつかしい。
運河を渡るボートは先の尖った細い船で、けたたましい音で進む。この音が、暑くてほこりっぽいこの街には よく合うんだ。でもその運転はとても丁寧で、しぶきが高く上がらないように スピードをうまく調整していた。まあ、飛沫がかかったらシャレにならないくらい汚いけど。


運河はクサイがボートの
運転はうまい
 
 運河の両岸の景色 

  両岸は屋台があったり、しばらくすると貧しい(普通なのかな?)民家が水辺に張り出していて、 洗濯とかしてた。まさにタイ、バンコクらしい光景! 初日にしてこんなことしちゃうなんてっ! 観光ツアーじゃ絶対無い。
河の色が茶色にかわって、しばらくすると終点のプラスメン。歩いて王宮に向かう。
庶民的な光景とはうってかわって、国立博物館をがあり、そこをすぎるとサナーム・ルアン公園では 市場がある。あやしいニセモノTシャツ、下着。店のおばちゃんはわけのわからんどろっとしたごはんを 竹に詰めている。
食器、ナイフ、飲みもの(ドリンクヨーグルトを買った。うまい!)なども売っていて、 地元の人が多くて見ているだけでも楽しかった。

市場をとおりすぎるとワット・プラケオ*の入り口。一気に地元風情から観光気分になる。 それはそれで楽しい。

寺院建築はあまりの豪華絢爛、微細な装飾に感動。ハデハデな彩色のはずなのに、うまいバランスで とても調和してる感じがした。
本堂に入ってしばらくエメラルド仏をおがむ。横座りが正式なのでだらりと力を抜きつつ、ご本尊に お祈りした。

この、「力を抜いた真剣さ」って、タイのポイントなんじゃないかな、なんて思った。

三つの塔の周りをめぐったり回廊の壁画を見たり(これが面白くて、S夫妻と三人でずっとストーリーを 想像しながら見てまわった)、王宮にぬけるころには空は曇ってきていた。

 
ワット・プラケオを参拝 
 
塔の様式は一つ一つ違う 

これは王宮のチャクリー宮殿 

ラマ五世デザインの宮殿はホントに美しかったな〜。
王宮を出て、次はワット・ポーに行こうと話してた時、ついに雨が!
最初ポツポツ降って来たかと思うと、うわさに聞いたスコール!!あと一歩でワット・ポーに逃げこめたのに間に合わず、小さな門のわずかな屋根の下に逃げ込んだけど、雨は容赦ない。雷も、日本じゃちょっと 体験できないようなすさまじさ。くっきりと稲光が光って、そのすぐ後に大音響。落語で
「雷が遠くでゴロゴロやってるうちはいいんですが、そのうち、
 カリカリカリッビシィッなんてくるってえと...」
なんてフレーズが出てくるけど、その「カリカリビシッ」を何倍にもしたようなのが、 ドルビーサラウンドで前後左右から何度も襲ってくる。

びしょぬれになりながら、スコールをやりすごす。

でも小一時間もその小さな屋根の下で何もせず止むのを待っていると、それも慣れてしまう。
こんなときはひたすら待つしかないし。
やっっっと小降りになってきたので、ワット・ポーの涅槃仏のお堂へ。
靴はすでにジャボジャボ状態。「くつぬいで上がれ」ってんで、もうどうでもいいやという気持ちで お堂の石の床を濡れた靴下の跡をつけながら、ベタベタ歩いた。

でかい。仏像はほんっとにでかい。こういう豪快なのを見たかった。 中国の仏像のハデさとはまたちがうねやっぱり。

ろうそく、ハスの花、線香、そして金箔という「参拝セット」を買っておまいり。小さな仏像に 自分の身体の悪い部分に金箔を貼ると良いとのことなので、オレは仏像の鼻に貼った。

堂を出ると雨はやんでいた。
ワット・ポーに来たので、せっかくだから本場のタイ式マッサージをした。マッサージなんての自体 初めてだったので、最初はくすぐったくてもうたいへん。クライマックスになると、 カイロプラクティックのような荒技をかけられ、骨がボキボキ鳴った。右の首筋が痛いよ〜。 (後日談:それ以来、2カ月くらいずっと首が痛かった (-_-;))


ワット・ポーの境内は不思議な塔が 

バスを待って、ショッピングセンターのマーブンクロンセンターへ。しかし、今日は観光客は めったに使わないという、運河ボートや市内バスを立て続けに使うなんてすごい!
マーブンクロンセンターは、秋葉原や浅草のデパートのような所で、S夫妻の買い物につきあって かなり疲れた。6階の大食堂やっとのことで飯にありつく。ハラへったー。
こんなしょーもなさそうなデパートの上の食堂(というか、いろんな出店があって食券買っていろいろ 選ぶというもの)でも、すごくうまい。米の平べったい麺にシーフードのあんかけみたいなのを食べた。 あとシンハービール(ビアシン)と、バナナクレープ。その後ハードロック・カフェで飲んで、 サヤーム・スクエアの小さなミュージックテープ売りをひやかしたら、そこの兄ちゃんから薦められて タイのあやしいダンス系とアイドル系のCDを買った。(後日談:これが予想以上に良くって、今でも 愛聴してます。カッコいいけどちょっと笑える)
でかいCD屋もあって、その上の雑誌売り場でタイ料理の本も買ってタクシーでホテルへ。 いやー初日からなんて濃い一日だったのでしょう!!つかれた〜

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20/JAN 1998


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