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タイ紀行 バンコク編

Friday 18,SEP,1997

夜中に蚊がオレの左目のまぶたを刺した。目つきが悪くなった。
蚊を退治して、朝起きたらいまいち胃の調子が悪い。

この愉楽のリゾートともお別れで、ホテルの人の売り込みで車に乗って、バンコクに帰った。 車の値段交渉にはかおりさんがあたり、またまたマイペースの日本語でだいぶ負けさせた。
スコールの中、AMARI WATERGATE HOTELに着くとそこはいままでで一番高級なホテル。 部屋は18階で、とっても広くて、バスと別にシャワールームがある。ただしさっきからの雷で 停電があったみたいで、電子キーが開かないし、エレベータもつかえなかったりした。 ハイテクにたよってばかりだと、おおもとの電気がダメになったらもう全てダメになっちゃう。

ホテルそばのT-Restaurantでようやく有名なトムヤムクンを食べた。そのあと近くのプラトゥーナム市場へ。ブラブラしながらおみやげを買った。


このあたりの渋滞は気合いが入っている

ぞうさんのキーホルダー。女の子用にリップスティックケース。ジムトンプソンの店でネクタイと手鏡。 そして、ようわからん骨董屋で仏像の手を(いきおいで)買ってしまった。
いつも旅行ではほとんど買い物しないのに、思えばいろんなものを買っている。仏像柄の座布団カバー、 まくら(タイではポピュラーな三角のかたいの)、笙(パタヤの海岸で吹いてたら気持ちよかった)、 雑誌(ELLE Thailand)、etc.。

WORLD TRADE CENTRE でお茶を飲んで一旦ホテルへ。
ところでバンコクは貧富の差が激しいようだ。チャイナタウンで見た、ドロドロの路地にひしめく人達。 片足のない物乞いさんたち。駅前のビルで眠る子供達。欧米や日本人たちの性欲を満たすことを仕事とする 女性達(彼女達はどんな思いで擬似カップルを演じているんだろう。日本の風俗のおねえさんとはちょっと違う気がする)に比べて、一流ブランドのブティックが並ぶWORLD TRADE CENTRE を歩くこぎれいなカップル達は、幸せそうに笑っている。

パタヤの町は、毎日町全体がピンク色で、タイの女を買って連れ歩くのが当り前であり、それがこの町での 一般的な過ごし方だった。
そんなこんなでパタヤは町に漂っている狂気を感じたが、バンコクはどうだろうか。バンコクにもパタヤのような面はある。でもそれは一つの側面にすぎなくて、チャイナタウンのような貧困、汚泥にまみれた不潔、 強烈な臭気、それからサヤーム・スクエア周辺の巨大資本、高級品、高級ホテル。そういうものに バスの排気ガスが混ざって、街全体があの運河のようにいろんなものが溶け込んで、収拾がつかなくなっているようだ。
こんなごった煮社会を乗り切るには、強烈な辛さのタイ料理を毎日食って、パワーを持続させなければならないだろう。タイの人たちが朝昼晩にかぎらず午後4時過ぎ頃とかでも屋台で何か食べているのは、 そのせいだろう。この強烈な街でやっていくには、住む人も強烈なパワーと、同時に、
「まあどうでもいいや」
というあきらめに似た感覚をもっていることが必要だと思う。

ホテルを出て夜めし。三人ともさすがに胃が疲れてる。レストランはやめて、近くの屋台で。
しかし屋台の料理はどうしてこううまいんだろう! ケーンと白飯と揚げた魚を食べた。 辛くて甘くてうますぎる!胃はやっぱり疲れてるけど、それでもうまい。

夜の屋台はますます活気づく

そうこうしてるうちにまたスコールが来て立ち往生。大衆食堂でビールを飲みながら待った。 ディスコはあきらめ。まあいいや。
ホテルに戻るころS夫妻がけんかをはじめちゃって大変だった。部屋にもどったあとたっぷり間をおいて、 けんかの熱が冷めるのをみはからってから、3人で優雅にスコッチを飲んだ。ここにきてだんだん金遣いが荒くなってきている。気をつけよう。

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20/JAN 1998


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